【ヒロアカ】クソナードの意味は?緑谷出久のあだ名?かっちゃんとデクの関係も解説

クソナード

『僕のヒーローアカデミア』の人気キャラといえば、無個性の主人公「緑谷出久」と、出久と幼馴染で小さい頃から天性の才能がある「爆豪勝己」ですよね。

2人は原作の1話から深い関わりがあり、爆豪は出久を「デク」「クソナード」などのあだ名で呼んでいるのも印象的です。

小さい頃からいじめっ子、いじめられっ子のような関係の2人…。

かっちゃんが付けるあだ名の意味は?デクとかっちゃんは仲が悪いの?過去と今の2人の関係性は?など、疑問を持つ人も多いはず。

ナナ

ヒロアカの人気キャラ「デク」と「かっちゃん」について
徹底解説していくよ!

目次

クソナードの意味とは

爆豪がたびたび出久をあだ名で呼びますが、その中でも爆豪が怒りながら呼ぶことが多い「クソナード」

アニメ7話『デクvsかっちゃん』の戦闘訓練では、「クソナード!」と叫びながら出久を探したり、終盤で対立したときに怒りを込めて呼んでいました。

無個性で自分より格下の出久が、爆豪に初めて歯向かったのが気に食わなかったんでしょうね。

ナナ

ところで「クソナード」ってどういう意味なの?

聞きなじみのない「クソナード」というあだ名。

Twitterで「nerd(ナード)」と検索してみたところ、英語圏の人が「オタク」という意味でよく使っていることが分かりました!

「クソ」を直訳すると「fuckin」になり、英語圏の人からすると下品な表現で言ってはいけない言葉になりますが、ネットスラングのように親しい間柄では使われるそうです。

日本でいうクソ楽しい、クソうまいなど「超」の代わりにも使われる「クソ」と、オタクという意味の「ナード」を組み合わせた「クソナード」は、爆豪の造語ともいえますね。

ナナ

ヒーローオタクのデクをバカにしたり見下す意味で使ってるなら、
かっちゃんが怒ってるときに使うのも納得!
「舐めんじゃねえ!」という時によく使ってるイメージがあるかも?

クソナードの意味は?かっちゃんこと爆豪勝己とは

毎年倍率が高いとされる偏差値79の「国立雄英高等学校」に、中学のなかで唯一のA判定を取った爆豪は、頭脳も才能もずば抜けている「天才」です。

『僕のヒーローアカデミア』のアニメ公式サイトの紹介文では、「デクの幼馴染み」と書かれています。1話を見てみると少なくとも2人が幼稚園の時から関わりがあるみたいですね。

誰よりも自信家で強気な爆豪ですが、出久と同じくNo.1ヒーローの「オールマイト」の大ファンという一面もあります。

オールマイトのことになると2人とも目を輝かせていて、同じ憧れのヒーロー・オールマイトが大好きなのが伝わってきますよね!

爆豪は個性の「爆破」を使って、雄英高校に入っても大活躍します!

ナナ

中学まではガキ大将だったかっちゃんが
雄英高校に入ってから同級生にいじられてる姿は新鮮でカワイイ♡

クソナードの意味は?かっちゃんとデクの関係

無個性の出久と天性の才能を持っている爆豪。

性格も真反対の2人がヒーローとして、1人の人間として成長していく姿は、ヒロアカファンなら涙なしでは見られません。

ナナ

デクとかっちゃんに何があったのか
もう一度振り返ってみよう!

かっちゃんとデクの関係:見下していた幼少期

4歳のころから発現するという「個性」ですが、ヒーロー映えする爆豪の爆破に対し、主人公の出久の個性は「無個性」。

ヒーローの特徴をまとめたノートを作っているほどヒーローオタクの出久ですが、自分自身に個性がないと知ったときの絶望感は計り知れないですよね。

個性が発現しないのが珍しいとさえ言われる世代で「無個性」だった出久は、少なからず個性が出ている同級生の中ではバカにされる存在になります。

一方幼馴染の爆豪は幼稚園の先生からも褒められるほど強い個性が発現し、弟分や取り巻きのようなができるほど、みんなに尊敬される存在に…。

ナナ

何もできない無個性のデクと、努力しなくても何でもできる
かっちゃんの対比がより強く現れてる…!

「やってみたら人並以上にできてしまう」天才肌の爆豪には、無個性で何もできない出久が理解できないんですね。

ある日出久の文字がデクと読める気づき、デクが「なんもできないという意味」だと言った爆豪は、それ以来あだ名でデクと呼ぶようになりました。

デクは木偶の坊を意味しているとも言われており、何にも役に立たない無能な人という説も…。

ナナ

かっちゃんが読み方に気付くまでは、
「いずく」って名前で呼んでたんだよ!

かっちゃんとデクの関係:脅威となるきっかけ「ヘドロ事件」

原作の1話で見どころといえば「ヘドロ事件」。

事件のきっかけになったのは、出久が1人で無個性の自分と葛藤していたときでした。

通りかかったトンネルの中にあるマンホールで待ちぶせていたのは、ヘドロのようなヴィラン……。

その時はトップヒーローで出久が大ファンのオールマイトが助けに来てくれましたが、オールマイトが回収したヴィランの容器を落としてしまうことに…!

ナナ

もう一度くわしく読み直したい人は
公式サイト『ジャンプ+』でチェックできるよ♡

そのヴィランは45秒ほどで身体を乗っ取ってしまう能力を持っているヘドロのようなもの。

運悪く爆豪が身体を乗っ取られてしまうことになりますが、ヘドロと爆豪の個性が結びつくと街を破壊するほどの威力を発揮します。

ヘドロの身体は流動的で掴めもしない、何人ものヒーローが手出しできず、誰もが諦めて傍観しかできない状況…。

たまたま現場を通りかかった出久が、ヘドロの中に飲み込まれているのが爆豪だと知った瞬間、誰も手出しできない状況にも関わらず、真っ先に爆豪のところへ駆け寄ります。

ナナ

ヒーローさえ助けられないのに
無個性のデクがヘドロに立ち向かおうとする瞬間!

爆豪に「何で!!てめェが!!」と言われた出久は、「助けを求める顔してた」と泣きながら言うシーンは感動しますよね。

しかし何事も卒なくこなせて才能にあふれる爆豪からしたら、『無個性でなにもできず、見下し続けてきた幼馴染』に助けられる状況は屈辱だったはずです。

事件解決後、爆豪が出久に「無個性の出来損ないが見下すんじゃねえぞ」と怒りを込めて言い、「クソナードが!!」と吐き捨てて去っていくシーンも印象的です。

ナナ

かっちゃんが「クソナード」って呼ぶときは
やっぱりイライラしているときが多い…!

爆豪はヘドロを恐れて誰も近づきすらしない状況で、後先考えずに身体が動いてしまう出久に誰よりもヒーローとしての素質があるのでは?という懸念があったのかもしれません。

かっちゃんとデクの関係:雄英の学校生活

雄英に入学した出久と爆豪ですが、新しく雄英の教師として就いたオールマイトを狙ったヴィランが、学校を襲う事件がたびたび起こります。

そんな中でも雄英の同級生たちと切磋琢磨しながら、お互いヒーローの卵として成長していく姿が印象的ですよね。

「クソナード」連発の戦闘訓練では、入試1位の爆豪に最下位の出久が対戦することに。

ナナ

戦闘訓練でオールマイトがかっちゃんを
「自尊心の塊」って表現していたよね

無個性だったはずの出久ですがヘドロ事件以来、個性を発揮する出久に対して爆豪は「すごい個性を持っているのに、ずっと隠して自分をバカにしていたのではないか」という怒りが爆発していました。

格上の爆豪に勝ちたい出久と、出久が今まで見せなかった個性&初めて歯向かったイラつく爆豪がぶつかる戦闘訓練でしたが、結果お茶子と組んでいた出久チームの勝利!

その日の放課後に爆豪に合った出久は「自分の個性が人から授かったもの」だと爆豪に告白しますが、爆豪は無個性だったはずの出久に負けたことよりも、「自分以上に強い同級生に負けて悔しい!」と感じていたようです。

これまで誰よりも強くて才能があったガキ大将の爆豪は、雄英に入ってから自分の弱さをひしひしと感じていたのでしょうか。

その後、初めてヴィランが襲撃した「救助訓練」、個性をぶつけあう「体育祭」など、雄英生活では出久と爆豪が成長するシーンは盛りだくさん!

ナナ

ヴィランとの戦闘シーンも見どころだけど
学校や寮生活の様子も見逃せない!

かっちゃんとデクの関係:かっちゃんとデクとのバトル

戦闘訓練に続き、出久と爆豪が本気でバトルするシーンが見られるのは「デクVSかっちゃん」。

ナナ

漫画だと11巻くらいだね

原作14巻冒頭「デクVSかっちゃん」では、

  • 爆豪がヴィランにさらわれたことで、オールマイトが今後ヒーローとして活躍できなくなったことに対する責任を感じている
  • 小さなころから憧れ続けてきたオールマイトが、無個性の出久に個性を継承していたことを爆豪が勘づいた
  • 無個性の出久が小さい頃は爆豪のうしろをずっと付いてきていたのに、いつの間にか自分より前を歩んでいると感じて憤りを感じている

爆豪の中にあるこれらの「どうしようもない気持ち」が重なり、爆豪は過去に戦闘訓練で負けたグラウンドβに出久を連れてきます。

そこで出久に「個性はオールマイトから継いだものではないか」と、自分の考えを整理するように問い詰めていきます。

ナナ

個性の話は一部を除いてオールマイトと
出久だけの秘密にしていたんだけど……

爆豪は「小さい頃から2人で憧れていたヒーローに、いつの間にか出久だけ認められていた」という事実が許しがたかったんでしょうね。

個性について聞かれた出久は爆豪の話を否定せず黙っていると、爆豪は出久に勝負を挑みます。

ナナ

かっちゃんは「見下されたくない」「自分が上だと分からせる」という感情が強いから、誰よりも強いオールマイトの個性を引き継いだデクに絶対に勝ちたかったのかな?

出久がキックスタイルをメインに使い始め、爆豪は更に力を付けた戦いは建物を難なく破壊するほどの威力。

今まで爆豪の後ろを付いていくだけの出久も、真正面から本気で戦っている姿は感動しますよね。

戦いの最中で2人は自分が今まで相手にさらしたことのなかった感情を、隠すことなくぶつけ合います。

無個性だったころの出久なら絶対に傷ひとつ付けられなかった爆豪に、蹴りやパンチを食わらせる姿は胸熱!

ナナ

バトルシーンも見どころだけど2人の
それぞれの思いにも注目したいよね!

かっちゃんとデクの関係:自尊心の固まりからの解放

激戦を繰り広げた2人でしたが、爆豪が勝利しました。

その様子を見ていたオールマイトが出てきて、出久と爆豪の3人で「個性」について話すことになります。

爆豪がずっと抱えていた出久の個性についての疑問が、ここでようやくオールマイトの口から説明され、いろいろな感情に悩みながらも爆豪の「本当の気持ち」を打ち明ける重要なシーンです。

ナナ

かっちゃんの苦悩や弱音を
オールマイトにぶつけた場面だね。

オールマイトがなぜ出久を後継者として選んだかというと、

  • 非力で誰よりヒーローだったから⇒ヘドロ事件や入学試験で自分を犠牲にしてでも誰かを助けようとできる心
  • 既にヒーローの素質があり土俵に立っている爆豪ではなく、無個性だった出久を新たに土俵へ立たせるべきだと判断した

からでした。

幼少期からヒーローに憧れ、オールマイトのようなヒーローを目指していた出久には、どんな状況においても絶対に人を助けるオールマイトの信念が元々あったんでしょうね。

しかし、それは爆豪も同じでした。

爆豪も同様にオールマイトに憧れていて自分の弱いところを「決して表に出さず」向き合ってきた彼は、ずっと努力してきたんです。

爆豪はオールマイトの口から出久を後継者に選んだ理由を聞き、自分が弱いからオールマイトをヒーローの引退へ導いてしまい悔やんでいることを吐露しました。

オールマイトは爆豪の弱いところを受け止め、出久と爆豪に「2人なら救けて勝つ、勝って救けるヒーローになれる」=お互いに足りない部分は互いの中にあると諭します。

ナナ

そのあとかっちゃんが「そんなん聞きてぇわけじゃねえんだよ」
って言ってるということは、かっちゃん自身そのことに気付いて
いるんだよね……

今回の場面で「自分はまだまだ弱いこと」「(気づいているが)自分が持ち合わせていないヒーローの素質を出久は持っていること」を爆豪自身が口に出すことで認めたことにより、自尊心=プライドの固まりから解放されたのかもしれません。

かっちゃんとデクの関係:デクが学校を去って

ワンフォーオール=出久の個性を狙うオールフォーワン含めヴィランから雄英と街の人々を守るため、オールマイトとトップヒーロー3人、根津校長と行動を共有することになった出久は、ある日雄英の仲間たちの前から姿を消すことになります。

ナナ

詳しくは306話付近を見てね!

出久は自分の個性が巨悪なヴィランに狙われていると理解していたので、「みんなを巻き込んではいけない」「これは自分の個性の問題だからみんなに関係ない」と、一線を引いていました。

ヘドロ事件や入学試験の時を含め、すべての場面で「自己犠牲をいとわない」出久らしい行動ですよね。

しかし、共にヴィランと立ち向かってきたA組の生徒たちは、たった1人で出久を戦場に行かせるわけがありませんでした。

320話「デクvsA組」では、血と泥でボロボロの出久を一旦救出するために、A組の生徒全員で出久を学校に戻るよう説得します。

ナナ

「デクvsかっちゃん」の時もそうだけど、
タイトルにvsが付くと激熱展開が待ってるんだよねぇ…

良くも悪くも「一度決めたら止まらない人」だとA組に認知されている出久は、一度学校を離れると決めたら曲げず、A組の生徒の制止する言葉や行動から逃れます。

しかし最後は飯田とお茶子、切島により出久を助けることに成功しました。

ようやく話し合いができる状態になるものの、依然として出久は「みんなと一緒に居られない」「他人に迷惑をかけたくない」旨を話して誰の言葉も受け入れられない出久でしたが、幼いころから一緒にいる爆豪がゆっくりと出久に語りかけます。

  • 無個性だった出久をずっと見下していた
  • 遥か後ろにいるはずの無個性の出久が、爆豪より遥か先にいるような気がして嫌だった、見たくなかった、認めたくなかった

幼少期の爆豪はそんなことから出久を遠ざけたくていじめていたことを告白しました。

話は続き、

  • 出久を否定することで爆豪は自分が優位に立とうとしていた⇒この時点で自分が「敗けている」と自覚している
  • 雄英に入ってから思い通りに行くことなんて1つもなく、日々自分の弱さと出久の強さを理解していく日々を送っていた

爆豪は自分が犯した過去の過ちを反省するように出久の目を見て「今までごめん」と頭を下げます。

ナナ

かっちゃんがデクに強く当たっていたのは
「敗けていた」自分を自尊心(プライド)で
隠したかったのかもしれないね

オールマイトの個性を受け継ぎNo.1ヒーローだったオールマイトの「理想」までも歩もうとしていた出久ですが、ボロボロになっている姿を見た爆豪はこう言います。

  • 「理想(オールマイト)だけじゃ超えられねぇ壁がある」
  • 「おまえが拭えねぇもんは俺たちが拭う」
  • 「理想(オールマイト)を超える為に おまえも雄英の避難民も街の人も もれなく救けて勝つんだ」

以前「デクVSかっちゃん」でオールマイトが言っていた「2人なら救けて勝つ、勝って救けるヒーローになれる」の言葉をオマージュしたものですね。

いくら強いヒーローがいても、巨悪には1人で絶対に勝つことができない。

爆豪のそんな強い思いが伝わったのか、出久は無事に雄英に戻ってくることができました。

ナナ

かっちゃんは「勝って救ける」タイプだと思うけど、
今回は「もれなく救けて勝つんだ」って言ってるから
『デクやA組がいないと成り立たない』というのが伝わってくる!!

クソナードの意味は?かっちゃんとデクの関係 まとめ

幼いころは「いじめっ子」と「いじめられっ子」のような関係だった出久と爆豪ですが、雄英高校に入ってから事件を乗り越えていくうちにライバルのような関係になった2人。

デクやクソナードなどの呼び方も、あだ名から愛称のような役割を果たしているように感じます。

2人の足りないところ、秀でているところを補い合えば憧れのオールマイトも超える最高のヒーローになると思います!

今後のヒロアカの展開がとても楽しみですね!

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