コロナ禍でお出掛けをためらうこともあるご時世、映画鑑賞に新しくハマった人や、改めて映画の良さを再確認して劇場に通い始めた、なんて人が多いのではないでしょうか?
感染対策を徹底している劇場が出てきたり、会話することが少ない映画館はこの時代でも比較的行きやすいお出掛けスポットですよね♪おうち時間が増えてサブスクを見て映画の魅力に気づいた、なんて方も多いのでは?
だからこそ、
せっかくだったらいい席でみたいな…
前しか空いてないけど、見にくいのかな…?
という、方も多くいらしゃるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、新しく映画館に行く人もそうでない人も一度は悩む映画館の座席について、様々なシチュエーションを想定してお話します。
大きなスクリーン、迫力の音響、最高のエンターテインメントの一つである映画鑑賞をしっかりと楽しめる座席をリサーチしてから劇場に足を運んでください!
映画館の席はでおすすめはここ!
デートでおすすめの席はサイドブロック
デートの定番といえば映画館ですよね♡
ロマンチックな映画を観て一緒にドキドキしたり、大迫力のアクション映画を観て盛り上がったり……。
映画館デートで距離をしっかり縮めたいところ。
映画館で二人きりにはなれませんが、周囲の雑音に邪魔されずできるだけ二人の空間を楽しみたい、という方には「座席数が少数のサイドブロック」がおすすめ!
通路横にある座席が二つ並んでいる席なら隣に誰もくる心配はありませんし、更に一番後ろを選べば後ろを気にすることもありません。
作品に没頭することもできますし、二人で観ている感じもあっておすすめです。
映画鑑賞後に良かったシーンなどを言い合って楽しみたいですね。
最近ではペアシートやVIP席などを設けている劇場も増えてきました。
無料のペアシートから高級感のある有料のペアシートまで幅は様々。
基準としてはデートプランに組み込める立地の劇場を選ぶのがベストです。
お買い物をして、映画を観て、ディナーを食べて……素敵なデートの思い出を作ってください!
子どもにおすすめの席は通路側
子供と一緒に家族でお出かけにも最適なのが映画館!
天候も気温も関係なくゆっくり過ごせるのが映画館の魅力ではないでしょうか。
子供と一緒に映画を観るなら「通路側」をおすすめします。
子供と一緒に行くときの一番の大きな問題はトイレ問題……。これを解決してくれるのが通路側ですね。
子供のトイレ休憩は突然やってくるもの……盛り上がっているシーン、緊張感のある静かなシーン、しかし子供はトイレを我慢できませんし、させたくないですよね。
そんなときに通路側だと人の前を通ることなくスムーズに出入りが出来て気が楽!
出口に近い通路側を選んでおくとスクリーンの前を横切ることもないのでなおおすすめです!
他にも通路側には利点がたくさんあります。
上映時間に遅れても気兼ねなく座れますし、3D作品を観て酔ってしまってもすぐに外に出ることができます。子供のトイレや体調不良、そして飽きは突然やってきますよね……。
そんなときスムーズに出入りの出来る「出口側の通路席」、選んでおくと安心して映画を観ることが出来るのではないでしょうか。
1人で見るのにおすすめの席は…気分にあわせて
一般的に、真ん中のブロックの最前列のど真ん中!ここが一番魅力的な席だと思います!
ですが、1人だからこそその日のコンディションにあわせて座席を選ぶこともできます。
1人で観るときの座席選びは自身の性格やその日のコンディション、そして映画のジャンルや劇場によって変化させるとベスト!
映画好きが映画を観るときに気になることの一つにエンドロールが挙げられます。
どちらが良い、悪いではなく、他の人の大切な時間を邪魔しないのが一番。
エンドロールを観ない派の人におすすめなのは「通路側」
本編後、誰の前を通るでもなくスッと立って退席できる通路側は、観る派にとっても観ない派にとっても遠慮のいらない平和的解決ですね。
エンドロールをじっくり観たい派の人には「両側に通路のある中央」の席をおすすめします。
左右の席から人が去っていくのを気にせずゆっくり余韻に浸れます。
その日のコンディションも席選びの重要なポイント!
お腹が痛いな、というときや、飲み物を飲み過ぎたかも、そんなときは迷わず「出口に近い通路側」をおすすめします。
大丈夫かな、と心配しながら観るより集中して観たいですよね。
そしてもう一つ座席について気になること。それは前の席に座っている人の頭です。
これ、地味に気になりますよね。
最近の劇場は特に傾斜やスクリーンの位置に拘った劇場も増えているので、始まれば気にならない程度にはなるのですが……
それでもやっぱり気になるのが人間。
ふらふらと頭を動かされるとイライラする、という方は「各ブロックの最前列」がおすすめ!
逆に後ろの人の話し声やポップコーンを食べる音が気になるという方は「各ブロックの最後列」をおすすめします。
最後のおすすめは「ど真ん中」
この席は前後左右に座る人たちの反応を一番多く感じられる席。
一人で行っても大勢の人と感動を分かち合っている、という感覚をいっそう強く感じたい人はぜひど真ん中の席も試してみてください!
映画館の大きさ別で見やすい席を紹介します
シチュエーション以外にも座席選びの参考にしてほしいのが「スクリーンの規模」です。
映画館と一口にいっても規模は様々。
上映が開始された直後の話題映画は大きなスクリーンで上映されますが、終了間近の作品やマイナー映画は比較的こじんまりとした小さなスクリーンで上映されることがほとんど。
また、映画館を座席規模でみたとき、300席未満規模の映画館は全体の約85%だそうです。
300席以上の席を有している映画館のスクリーンで観る作品、小さめの劇場で観る作品、見え方に違いは出ますので、やはりこちらでも座席選びは大切ですね!
50〜150席の小さめな劇場は「後方の通路側」がおすすめ
終了間近の作品やマイナーな作品など、集客が比較的少ない作品は小さめの劇場が多く使われます。
スクリーンは小さめになりますが、しかし迫力や音響が一概に劣るわけではありません。
小さめのスクリーンには小さめのスクリーンにしかない魅力があります。
大きな劇場よりもスクリーンが近くなり、そして音も部屋中に響き渡ってまた違った迫力があるのもその一つ。
集客数が少ないので比較的ゆったりと静かに楽しめるのも小さめの劇場の魅力ですね。
100席前後のスクリーンとなると、出入り口は左右のどちらか一つ、通路も一つであることが多いです。
また、大きな劇場で見られるような前後を分ける通路もありません。
一番後ろの席でも比較的近くにスクリーンを感じられるので、座席選びは少し慎重になる必要があります。
映画館によっては傾斜のほとんどないタイプの劇場も。
本題の「おすすめの席」ですが、小さめの劇場については「後方の通路側」がおすすめ!
劇場自体が小さいので中央でもスクリーンに近い印象を受け、目が疲れることがあります。
ただ、小さめの劇場は前方と後方の角度がほとんど同じ場合が多いので、大きな劇場よりは見上げる形になりにくくなっています。
前方は正面、後方はやや見下ろす形、といった印象でしょうか。
そしてなぜ通路側かというと、小さめの劇場では通路側もほとんど中央に位置しているからです。
ど真ん中ではありませんが、出入りがしやすくてほとんど中央なら通路側を選ぶ方がおすすめ!
300〜500席程の大規模な劇場では「後方のど真ん中」がオススメ
3D作品などを300席以上あるスクリーンで見ると大迫力で最高ですよね。
まるで一つのアトラクションのような楽しみがあります。
300席以上の大規模な劇場で観る場合のおすすめの席は「後方のど真ん中」
もちろん好みに分かれますが、300席以上を有する劇場となると比例してスクリーンもかなり大きくなります。
前方の席だと視界全部にスクリーンが入り大迫力ではありますが、正直視界いっぱいどころでは収まりません。
大規模な劇場であれば通路を挟んで前方ブロック、後方ブロックとブロックが分かれているのが通例です。
最前列はもちろんですが、前方ブロックは全体的に目や首に疲労を溜めてしまいがちな席。
小さめの劇場とは違い、スクリーンが上にくるので大きく見上げる形になりますし、先にも言ったとおり、視界いっぱいにスクリーンが広がって画面すべてを観るのにやや苦労が……。
また、字幕付きの作品ともなると更に苦労が増えてしまいます。
数秒の間に映し出される字幕を読み、スクリーンの役者に目を向ける……数秒の間にやることが多い字幕付き作品は特に後方の席の方がストレスは少ないのでおすすめです!
最前列の端の席などは反対側の字幕が見えにくい、というストレスがあるので要注意です。
とはいえ300席以上ある劇場の大スクリーン。
その迫力を思う存分アトラクションのように楽しみたい!という方はぜひ前方ブロックの中央席を。
間近に迫るスクリーンの迫力、アニメ作品などは特に楽しめておすすめです!
映画館のおすすめ席以外って見えにくいの?
前述しているおすすめの席と内容が少し被ってしまいますが、ここでは見えにくいという方向から映画館の席を見てみましょう。
前の座席は正直観えにくい
劇場の規模にもよりますが、正直なところ「観えにくい」です。
特に字幕付き作品で前の席に座るのはあまりおすすめできません。
先の項目でも触れましたが、スクリーン下部に数秒だけ表示される字幕を読んで更に役者の動きなどを観ないと楽しめない作品では、首を曲げて、近い位置にあるスクリーンの字幕を読む形になるのでとにかく疲れます。
スクリーン全体を見渡せない前の席は字幕を読み切れないという最悪のケースにも繋がるので、作品によっては避けたい席。
とはいえ前の席でしか味わうことのできない迫力もありますので、選択肢から常に外すのはもったいないですよ!
後ろの座席は人の頭が気になる可能性が
映画館の設備からみて後ろの座席で観えにくいということはほとんどありません。
スクリーン全体が視界に収まるようになっていますし、ほとんどの席がスクリーンとだいたい同じ目線の高さなので観やすさは完璧!
ただし……後ろの席ということは、前の席に誰かいるということになります。
後方の席は人為的な観えづらさとの戦いがほとんど。
前の席に座った人の頭が気になる、という方は避けた方がいいかもしれませんね!
左右の座席はIMAXの時は要注意!
左右の席といっても、前方ブロックと後方ブロックで見え方はまったく違ってきます。
前方ブロックは字幕を読むのに苦労しますが、後方ブロックはスクリーン全体が視野に入るので見やすい部類に入るでしょう。
ただし、左右の席は前後ブロックともに首が疲れてしまう可能性があります。
長時間になればなるほど、左右どちらかを向いて頭が固定されてしまうので、見終わった後に肩がバキバキ……なんてことも。
そして忘れてはいけないのがIMAXシアター。
巨大なスクリーンで迫力の映像体験ができるIMAXですが、こちらのスクリーンは緩やかにカーブを描いた構造をしているため、左右の席は映像が不自然に見えることも。
余談ではありますが、IMAXは前方ブロックも不向き。
とにかくスクリーンが巨大なので、前に行けば行くほど視界に収められる範囲が狭くなります。
迫力はすごいですが、何をしているのか分からないと本末転倒ですもんね。
IMAXシアターで映画を観る場合は、出来るだけ後方中央寄りの席を選ぶ方がおすすめです。
どの席もメリット、デメリットがあるのが映画館の座席。
どの席が一概に最高!ということは言えないので、座席選びから楽しむ気持ちで映画館へ向かいましょう!
見やすい席は何列目?映画館別に紹介
賑やかな場所はシネコンがたくさんあって、どこの映画館で映画を観ようか迷いますよね。
ここではシネコン別に座席についてお話しします。
全国に約90館と最大規模数を誇るイオンシネマから
イオンシネマの特徴はIMAXやDolbyなどの特殊上映を積極的に導入しているところ。
4DXや3Dなどの上映が多くスクリーンも大型が多いので、見やすい席を選ぶときは座席数の多いスクリーンの場合を参考にするのがベストです。
主にファミリー層が多いのがイオンシネマのもう一つの特徴。
お子様連れなら遅れても気兼ねなく座ることのできる、そしてトイレにも行きやすい通路側をおすすめします。
映画好きなら誰でも一度は行ったことのあるtohoシネマズ
イオンシネマに次いで約70館を展開しています。
tohoシネマズは「TCX」という左右の壁から壁まで一面にスクリーンを広げた独自の拡大スクリーン規格を導入しているほど映像に力を入れている映画館。
日本で初めてDolbyアトモスを導入したのもこのtohoシネマズです。
座席数の幅は様々で、作品によってスクリーンの大きさは変わりますが、映像に力を入れているtohoシネマズに行くならぜひ大型スクリーンのある劇場で観てみてください。
おすすめの席の参考は「3D作品が見やすい席」でしょうか。
やや前側の中央の席を狙ってみてください。
ゆったりした空間のユナイテッドシネマ
そして最近では、ユナイテッドシネマなどゆったりと空間を楽しみながら映画が観ることのできる劇場も増えています。
イオンシネマもVIP席を導入していたり、少し多めにお金を払ってゆったり足を伸ばして映画を楽しむ……。
映画だけでなく空間そのものを楽しみながらVIP気分を味わうのもいいですね!
映画館の一番後ろの座席はどうしていいの?
家では味わえない迫力ある映像を大きなスクリーンで楽しみたい!
そう思って映画館へ足を運びますが、人気の席は迫力重視の前方ブロックから遠く離れた一番後ろ……。
予約するとき、一番後ろの席から埋まっているのをよく目にしますよね。
私も一番後ろの席を選んで観に行くその一人です。
せっかくの映画館なのにどうして後ろを選ぶの?
映画館の一番後ろの席を選ぶ理由はもちろん人それぞれですが「気楽に観たい」という気持ちで一番後ろの席を選ぶ人は多いのではないでしょうか。
後ろに誰もいないので体勢を変えることも気を遣いませんし、もちろん座席を蹴られてイライラすることもありません。
スクリーンからは遠いので迫力に欠けると思われがちですが、音響設備もスクリーンもやはり家で観るのとは段違いです。
もう一つ、これは個人的な意見になるのですが、比較的一番後ろの席を選ぶ人は同じように気楽にゆっくり静かに観たいと思って選ぶ人が多い印象があります。
あまり大人数で並んでいるのは見たことがありませんし、大抵一人で一番後ろの席に……という光景が多いような気がします。
一番後ろにある、通路を目の前にした席などは特に穴場で、足を思う存分伸ばせる席でもあります。
ゆったりと気楽に観るなら、一度一番後ろの席を選んでみるのもおすすめですよ!
3D映画の座席でおすすめはどこ?
映画館でアトラクション気分になれる3D映画はもはや定番となりつつあります。
最近では五感へのエフェクトもプラスされた4DXも欠かせません。
3D映画は専用のメガネをかけて映像が立体的に映される、映像が飛び出してくるような迫力が味わえる映画。
一番いい席で思う存分楽しみたい!!!
3D映画を観るときに重視したいのは「どれだけスクリーンをギリギリ視界に収められるか」です。
後方の席に座るとよく分かるのですが、後方の席に座ってスクリーンを向いたとき、視界に映るのはスクリーンだけではありませんよね?
スクリーン周辺にある黒いカーテンや壁なども視界に入ってくるのではないでしょうか。
この余計な周辺のものをできるだけ視界からなくせる席、それが3D映画を最大に楽しめる席です。
視界いっぱいにスクリーンが広がり、立体感をより迫力のある形で味わえます。
具体的には劇場の規模によっても変わってくるのですが、だいたいが「中央より気持ち前」程度が丁度いいくらいでしょうか。
多少見上げる形になるくらいの位置がおすすめです!
3D映画は「中央より気持ち前」程度がオススメ
映画館のおすすめ席の口コミ
まとめ
コロナ禍を経て映画館の座席選びにも変化があったとはいえ、いつの時代もおすすめの席は「自分の目的」次第!
ここまでたくさんの勝手なおすすめをお話しましたが、本当のおすすめ席はぶっちゃけ「自分の目的次第」
今日はアトラクション気分で映画!のときは前方ブロック、ゆっくり作品を楽しみたいときは割引のない平日の小さめの劇場……
筆者個人はほとんど、一番出口から遠い一番後ろの一番端の席でひっそりと映画を楽しんでいます。
映画館は比較的安い値段で非日常を味わえる身近な娯楽です!
その世界観に没頭するため、好きな役者をたっぷり見つめるため、現実を忘れるため、ぜひ自分の最適な席で楽しんでほしいです!
最近では3時間を超える作品も多くなりましたよね。
3時間を超える作品となるとさすがに膀胱との戦いも視野に入れないといけません。
映画を観ている間、体調の心配もなく、ストレスもなく、心から映画を楽しむため、この記事が少しでも参考になれば幸いです。